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「以上、東京からお送りしました。」~幸せなはずのクリスマス編~

第3話の中山です。
はじめましょー。

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私は水族館で彼を待っている。

「まだかなぁ・・・あっ、来た!!」
「ごめんね、待たせて。寒くない?大丈夫?」
「うん。大丈夫///」
初めてのクリスマスデート。彼はとにかく優しい、ますます好きになっていく。

私たちは水族館で今流行りのプロジェクションマッピングを見ながら、デートを楽しんでいた。
このまま、順調に幸せなクリスマスを送れる。


と思っていた・・・。


ピピピピピッ、ピピピピピッ
彼のケータイが鳴った。
「ちょっと出てくるから待ってて!」
「わかった。」

・・・。

あれ?そういえば、何で誰もいないの?さっきまであんなにカップルがいたのに。
何で私一人だけ?怖くなった。


すると、スーツを着た男が寄ってきた。
「お嬢さん、お一人ですか?だれかお連れは?」
「彼が今電話しに行ってるので・・・あの、何か用ですか?」
「いや、ちょっと君の彼氏さんに用があってね。」


彼は電話から戻ってきた。

「この人だれ?」
「申し遅れました。私、○○会社の者です。」
「あっ、俺さっきコーヒー買いましたよ!たまたま、バイト先のお客さんと会って、
渡しちゃいましたけど。」
「そうでしたか、駅のほうで新作のコーヒーを配っていたのですが、
まだ余りがありますので良かったら、どうぞ。彼女さんも。」
「ありがとうございます!!」
「・・・。」
「でも今ちょうどお茶してたので、またあとで飲みます。」
「今飲まないと、あったかいコーヒーが冷えちゃいますよ!!!???」
「冷たいのでも大丈夫なので。失礼します。」


私たちはその男から離れた。

「これ、どうしよ。俺、いつもコーヒーはブラックミルクコーヒーって決めてんだよなー。飲む?」
「さすがに2本は飲めないよー。」
「そかー。てか、あの男、怪しかったよな。」
「うん、怪しかった。だって、私たちにしかコーヒー勧めてなかったし。」
「このコーヒー何か秘密があるのかな。」
「秘密って、例えば?」
「うーん実は中に薬が入ってて、飲むと人格が変わるとか、死ぬとか?」
「変なこと言わないでよ!!!」
「ごめんごめん。冗談だって(笑)」


彼は冗談で言っていたが、私はなぜか怖くなった。このコーヒーには何かある。
私は彼がコーヒーを誤って飲まないよう、彼の分も貰った。

楽しみにしていたクリスマス。途中まで楽しかったがこのコーヒーが私たちの手元に来たときから、
コーヒーのことで頭がいっぱいで楽しめなかった。
終電の時間まで彼と一緒にいた後、それぞれ自分の家に帰った。


家についた。
このコーヒーどうしよう…。
と思いながらも、疲れてしまい服を着たまま寝てしまった。



「朝よー。早く起きなさい!」
お母さんの声だ。もう朝なのか。頭がボーっとしている。昨日のことを徐々に思い出した。
机を見てみると、あの2本のコーヒーがない。どこにもない。

なんで!!!???どこいったの!!!???

私は慌てて探した。
「お母さん、私の部屋にあったコーヒーどうした?」
「あぁ、あれ?一つはお父さんが飲んで、もう一つはレン君(彼氏:1話のヌクモト)がさっきうちに来て貰ってったわよ。」

「はぁ????!!!!!」

「何で渡したの!!?あれは、あれは…。」
「何よ、そんな慌てて。うるさいわね。」

私は冷静になろうとしたが、なれなかった。
もしあのコーヒーに何か入っているとしたら確率は2分の1?それとも両方とも?

あっ!お父さん!
「お父さん、コーヒー飲んだよね?」
「あぁ、のんだよ。新作と書いてあったが普通だったな。」
「何か体に異変ない?おかしくない?」
「何を言っているんだ。あるわけないだろう?」


ほっとした。でも、お父さんに何もないならもう一つのほうは…。
慌ててレン君の家へ走った。

そういえば、何でレン君は私の家に来たんだ?何が起きているのかわからない。
私はひたすら走った・・・。


彼の「薬疑惑」の話から始まった私の妄想。このコーヒーは本当に薬が入っているのか、それともただの私のひどい妄想か。それは誰にもわからない。

芳一を除いては…


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前回の2人の話と繋がっているか、分からなくなってしまいましたが、多分・・・書けたかと・・・。
ミステリー風になりましたが、今後あと2人がどう展開していくのか楽しみです。
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