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「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」

こんにちは!本日の卒論日記の担当の小知和です。
昨日の夜からパスタばかり食べています。
明日もパスタが食べたいです。

私の食欲については置いておいて早速卒論日記に入っていきます。

私は現在『よつばと!』という漫画を研究をしています。
読んだことがないという方もいらっしゃると思うのですが、『よつばと!』はあずまきよひこさんが描く漫画です。
アスキー・メディアワークスが発行する『月刊コミック電撃大王』で2003年から連載されており、単行本が既刊13巻あります。
その内容が公式ページではこんな風に紹介されています。

「ちょっとかわった女の子『よつば』と、とーちゃんと、まわりの人たちとのなにげない日常を描いたマンガです。だいたい1日1話のペースで物語はゆっくりと進んでいきます。」
「セミをとったり、プールに行ったり、花火をしたり、寝たり、泣いたり、笑ったり。よつばの新鮮な毎日を、ご一緒にお楽しみください。」

正直、この説明だけではこの作品のすばらしさは伝わらないと思うのですが、現在電撃オンラインで200ページ以上も試し読みができるので、まだ読んだことのない人はよかったら読んでみてください!


私自身は大学1年生のときに『よつばと!』の9巻に出会い、数日後に大人買いしたのですが、「なんでただ登場人物の日常を眺めているだけなのにこんなに面白いんだろう」という疑問を持ちました。
また、掲載誌である『月刊コミック電撃大王』はメディアミックス作品を中心とした漫画を取り扱っています。いわゆる「オタク」を読者にした漫画誌です。
しかし、『よつばと!』自体の人気はその読者層を超えて、累計1300万部を超えるヒット作品となっています。

つまり、この作品に魅了されているのは私だけではありません。
その面白さの秘密は一体何なのでしょうか・・・?


『よつばと!』を直接扱っている先行研究は主に雑誌記事です。
その多くは雑誌の読者に向けて作品の魅力を伝えるような内容ですが、中には漫画論の視点で書かれたものもあります。
そのように論じたものとしては、2008年のユリイカに精神科医の斎藤環さんが書かれた「ユートピアゆき猫目の切符 『よつばと!』のメタ感情記号」という論考が掲載されており、そこでは『よつばと!』における感情の表現方法について論じられています。
また、2006年のユリイカには、漫画評論家の伊藤剛さんによるあずまさん本人へのインタビューが10ページにもわたって掲載されており、そこでは作品内での視点の問題や作品の展開、作画の方法についてまで言及されています。

私の論文では、先行研究の内容を踏まえつつ、主に他作品との比較をしながら『よつばと!』の特徴を浮き彫りにしつつ、その魅力を探っていくという方法で研究を進めています。
比較対象は主に2種類に分けていて、1つは「萌え」との比較、もう1つは「漫画の表現」の比較をしています。

前者の「萌え」との比較の中での大きな比較対象は『あずまんが大王』という作品です。これは『よつばと!』以前のあずまきよひこさんの作品で、女子高生の日常を描いた4コマ漫画です。
女子高生の日常を描いた4コマといえば、少し古いですが他にも『らき☆すた』や『けいおん!』などの作品が挙げられます。
そういった「萌え4コマ」と呼ばれる作品群の元祖と呼ばれるのが『あずまんが大王』です。
『よつばと!』と『あずまんが大王』は同じ作者なので当然共通点も多いのですが、あずまさん本人がインタビュー等でおっしゃられているように、かなり意識的に差をつけて描かれています。
そのあたりを丁寧に文字におこしていければいいなと思っています。

後者の「漫画の表現」は主に背景の描き込み方の比較をしています。
浅野いにおさんの『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』や奥浩哉さんの『GANTZ』との比較が中心です。
『よつばと!』を通して読むと、最初のほうと最近では、画面の作り方が全く違うことが分かります。その表現の変化と効果について、他作品と比較しつつ検討したいと考えています。


どちらのパートもまだまだ中途半端なので、せっせせっせと作業しなければなりません・・・。

そういえば、この卒論を書くにあたって一番ショックだったことはあずまきよひこさんのブログが閉鎖されていたことです。
資料が減ったこともそうですが、一人のファンとしてとてもとてもとてもショックです・・・。
めげずにあずまさんのツイッターなどを参考にしつつ、残り半月で提出にこぎつけたいと思います。

基本情報で文字が増えてしまいましたが、次回のブログではもう少し詳しい内容に踏み込みたいと思います!
ちなみに、今回のエントリーのタイトルは単行本1巻のキャッチコピーです。
論文の中で触れられるかはわかりませんが、毎巻すばらしいキャッチコピーが付くのも『よつばと!』の魅力のうちのひとつです。

というわけで今回はこのへんで、この間のゼミでチョコを恵んでくれた天使、大神田さんにバトンタッチです〜!
よろしくお願いします!
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